結婚観について:女性の考え方データ分析①世帯年収の希望は1000万?
投稿日:こんにちは!成婚カウンセラー/色彩&ライフアドバイザーの大平雅美です。
黄砂の影響はいかがでしょうか。季節はどんどん進んできましたね。
さて今日は20代後半から30代後半の女性の結婚観についてご紹介します。
結婚相談所では詳細なプロフィールを作成し、
それをもとに選んだり、選ばれたり大事な情報です。
基本的な項目としては、
年齢、血液型、学歴、身長、体重、年収、職業、自己PR、ご家族欄、
趣味、資産などその他に何十もの様々な項目があります。
そのプロフィールにこの度、結婚観という新項目が追加されました。
結婚観
・世帯年収希望額
・趣味などへのお金の使い方
・家事分担
・育児分担
追加されたのは以上の4つの項目です。
確かにこれまでのプロフィールにはこうした実際の生活面の考え方の
記述はなく、自己PRで書きたい方が書いているという感じでした。
しかしこの項目が全体統一のプロフィールとして必須アイテムになったのです。
これまではお見合いをしてプレ交際になったら、
聞ける範囲で相手に恐る恐る聞く方が多かったと思いますが、
出会う前から自分の考えを公表するという開かれたスタイルに変わりました。
時代は多様化し、男性女性という性差の違いよりは、
個人としての生き方が問われる時代になったと言っても良いでしょう。
となると、結婚に対して、ぼんやりと「いい方がいたら誰でも、、、」と
いうスタンスがもう通用しない時代になり、
加えて結婚後二人の生活をどのように考えていくか、
との具体的な問いが突き付けられたとも言えます。
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◆婚活新時代のはじまり
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つまり婚活とは言え、
しっかりと自分の軸を持っている方が婚活成就する時代になったのです。
とは言ってもまだまだ公表に戸惑う方も一定数いらっしゃいますので、
取り急ぎ公表データをもとに集計分析をしました。参考までにご覧ください。
(※無作為に各年代を各20名抽出して集計:個人分析データですのでその範囲でご理解ください)
【婚活女性:世帯年収希望額グラフ】
(著者作成グラフ:転載を禁じます)
まず、世帯年収です。
数年前には世帯年収という言葉を使う女性は少数派でしたが、
私は以前から年収は世帯で考えるべきと思っていましたので、
この項目は大歓迎です。
(ただ個人の分析ですので、大規模分析ではないことをお断りしておきます。)
しかし3つの年齢ブロックに区分けして分析を行っても
ほぼ同じ結果が出たのは興味深いことです。
・25-29歳女性、東京都、初婚、大卒以上
1位 1000万 2位 900万 2位 800万 →65%は800万以上
分布は500万~1500万
・30-34歳女性、東京都、初婚、大卒以上
1位 1000万 2位 800万 3位 600万 →1000万希望が最も多い年代
分布は500万-1600万
・35-39歳女性、東京都、初婚、大卒以上
1位 1000万 2位 800万 3位 900万 →70%は800万以上
分布は600万~1500万
総合:25歳-39歳 全年代で1000万が1位
以上のような結果になりました。
あくまで少数分析ですが、全年代で同じ額1000万がトップは
興味深いことです。キリの良い数字なのかもしれませんし、
世帯として考えると東京で二人で快適に暮らすとなると
必要な数字なのかもしれませんね。
しかしこの記載をめぐっては注意が必要です。
女性はまだまだ年収を非公開で活動している方が多い中、
男性は年収が必須項目となっています。
女性の年収が非公開で世帯年収希望が1000万とすると、
平均的な年収の男性側にとっては様々な疑問もわいてきます。
例えば男性が600万で女性が400万ならOKなのか、
すなわち結婚後も同様に働き続けるのか、
それとも女性は0で男性が1000万を希望しているのか、、、などです。
男性会員にも意見を聞いてみました。
男性側からすると、
「女性の世帯年収の希望が見えて判断の基準にはしやすい」
と概ね歓迎のようです。
ただ女性側の年収記載が非公開で、世帯年収額が1000万とあると、
男性側はどう捉えてよいのか分からなくなるとの意見はあります。
男性側からすると、年収を書いている女性の方が判断しやすいので、
まず申し込みは年収記載の女性から行う、との意見も出てきました。
こうなると女性側も年収を積極的に公開するなど
意識改革は確実に進むのではないかと私は考えています。
男性の年収に期待しない、あるいは依存しない女性と
お互いの良いところを認め合い支え合うような結婚が増える、
そんな予感でいっぱいです。
では次回は残りの3つの項目の分析をご紹介します。