結婚=自由がなくなる?
記事の監修
エクセレンス青山 成婚カウンセラー
星野 今日子(Kyoko Hoshino)
結婚相談所カウンセラー歴13年。400組以上のカップル誕生をサポート。
大手結婚相談所の新規開拓事業に携わり、人材の育成などに従事。その後、会員様により寄り添った対応ができるエクセレンス青山で活動中。会員様それぞれのお悩みにあった内容で妥協のない夢のある婚活をサポートしています。
結婚=自由がなくなる、と思っている人も多いのではないでしょうか?
たしかに独身時代のように自由気ままというわけにはいきません。
それでも、それ以上のものを得るのが結婚なのだと思います。
おいしいものを食べ歩いたり、趣味にお金をつぎ込んだり、友だちと旅行に行った
り…ひとりのときはお金も時間も労力も自分を満たすために使えました。
ですが、結婚をしたら相手のことを考え、相手の気持ちにも応えないとならなくなり
ます。
「嫌だな」と思うことをしなければならないかもしれませんし、疲れているときに何
かをしなければならないかもしれません。
もちろん、好きな人のためだから喜んでしてあげたいという気持ちで動くこともたく
さんあるでしょう。
そういう機会はひとりのときより増えるはずです。
それと比例して「ありがとう」「ごくろうさま」という感謝や労いの言葉も増えるで
しょう。
たとえば、パートナーが料理を作っているときに「ちょっと手伝って」と頼まれる。
自分は疲れていて、のんびりテレビでも見ていたい。
それでも腰を上げてキッチンに入る。
そのとき、「疲れてるのにごめんね。ありがとう。」という言葉が返ってきたら、ど
んな気持ちがするでしょう。
テレビを見ていたら得られない言葉であり、気持ちでもあります。
ひとりだけの時には返って来なかった言葉であり、気持ちです。
これは「愛」と言い換えてもいいでしょう。
そして、逆の立場では感謝の気持ちを伝えることになります。
つまり、愛を与えることと同じです。
そういうささやかな愛を交換することこそが結婚生活での日常なのです。
こんなかけがえのない愛情を味わえるのは、いっしょに暮らしてこそなのです。