親の代理お見合いってどうなの?メリットとデメリットに迫る
記事の監修
エクセレンス青山 成婚カウンセラー
星野 今日子(Kyoko Hoshino)
結婚相談所カウンセラー歴13年。400組以上のカップル誕生をサポート。
大手結婚相談所の新規開拓事業に携わり、人材の育成などに従事。その後、会員様により寄り添った対応ができるエクセレンス青山で活動中。会員様それぞれのお悩みにあった内容で妥協のない夢のある婚活をサポートしています。
親同士が子どもの代わりにお見合いをする「代理お見合い」という婚活方法があります。自分の結婚を親が決めることに抵抗を感じる方もいらっしゃるようですが、その一方で意外なメリットもある婚活方法です。今回は、そんな代理お見合いのメリットとデメリットについてご紹介してきます。
代理お見合いとは
昨今、話題にのぼることのある「代理お見合い」。その名の通り、結婚を希望する本人たちではなく、その親御さんが代理でお見合いを行うことを指します。代理お見合いは、本人のプロフィールを親同士が紹介し合い、両家の合意が得られたとき、後日改めて本人たちがマッチングするという流れになっています。代理お見合いでお相手を見つける役割は、本人ではなく親御さんが担当するということです。
代理お見合いのメリット
数ある婚活方法の中でもやや珍しい印象のある代理お見合いですが、実はほかの方法にはないメリットもあります。たとえば、結婚を希望する本人がお仕事で忙しくて時間がないときに、代わりに親御さんにお相手を探してもらえることです。
実際に代理お見合いを利用している方の中にも、お子さんがお仕事で手を離せないことから、親御さんに依頼して代わりにお相手を探してもらっている例があるようです。結婚をしたいという思いがありつつも、時間のない方に向いています。
また、子どものことをよく理解している親だからこそ、本人と相性の良い相手を探せるのもメリットです。ただし、これがすべての家庭に当てはまるとは限りません。代理お見合いを成功させるには、親子間の適切な意思疎通や信頼関係が欠かせません。
代理お見合いのデメリット
一方で、代理お見合いのデメリットとして挙げられるのは、成婚率がそれほど高くない点でしょう。数少ない成婚を実現できたご家庭でも、親御さんが本人の希望を柔軟に聞き入れるなど、両者の協力とコミュニケーションが不可欠だったようです。
一般的に、親御さんは大切な子どもの結婚相手を選ぶときに、お相手の方の条件を重視しやすい傾向にあります。親御さんは婚活のプロではないため、おふたりの相性よりも表面的な条件にこだわり、成婚が遠のいてしまう例もあります。
また、親子間の人間関係が悪化するおそれがあるのも、代理お見合いのデメリットです。親御さんは子どもの幸せを願って行動したつもりが、実際には自分の価値観を子どもに押し付ける結果になってしまうケースが珍しくありません。
代理お見合いでトラブルが発生する原因は?
代理お見合いのトラブルでもっとも多いのは、本人に結婚の希望がないにもかかわらず、親御さんが一方的に活動を始めてしまうケースでしょう。中には、突然お見合い話を聞かされたお子さんが、怒ってマッチングをキャンセルした例もあるようです。
お見合いのキャンセルはお相手の方にも大変な失礼にあたりますし、親子間の人間関係を悪化させることは避けなければなりません。このようなトラブルの原因は、本人と親御さんとのコミュニケーション不足にあるといえます。
代理お見合いでの成婚を実現するためには、親御さんがお子さんと協力関係になければなりません。お子さんが多忙で親御さんにお任せする場合も、親御さんに任せきりにするのではなく、自分の意見を伝える努力をすることが大切です。
代理お見合い以外の婚活方法
親子間で協力できれば成婚の可能性もあり得る代理お見合い。しかし、親御さんは婚活のプロではないため、代理人として十分なサポートをするのが難しい場合もあります。成婚率がそれほど高くないため、時間をかけても結果を出せるとは限りません。
そんなときは、多忙な方でもプロの協力を得ながらお見合いできる方法として、結婚相談所への入会をおすすめします。成婚率の高い結婚相談所には、数々のカップルを結婚へ導いた経験豊富なアドバイザーが在席しています。
一見するとお互いのことを理解しているように見える親子ですが、婚活には第三者からの客観的なアドバイスが必要なシーンが多々あります。婚活でお困りのときには、第三者として自分の味方になってくれるアドバイザーをぜひご活用ください。