コラム

種を育てる

記事の監修

エクセレンス青山 成婚カウンセラー

星野 今日子(Kyoko Hoshino)

結婚相談所カウンセラー歴13年。400組以上のカップル誕生をサポート。
大手結婚相談所の新規開拓事業に携わり、人材の育成などに従事。その後、会員様により寄り添った対応ができるエクセレンス青山で活動中。会員様それぞれのお悩みにあった内容で妥協のない夢のある婚活をサポートしています。

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これは、ひとりの未婚アラフォー男性のお話です。

彼はたいへん小柄な人で、彼をよく知らない人は特別な目で見てしまうことは否めません。仕事はまじめにこなしますし、ユーモアもあって、彼と接する機会の多い人たちからは人気があるのですが。
ただ、見た目と口ベタさが恋愛に関してもハンデになってしまっていました。
でも、彼は「好きな人を射止める」という気持ちを持ち続けたのです。
彼が好きになった相手は少し年下の職場の女性。
思い切って告白をしました。
ですが、返事はNOでした。
それでも諦め切れない彼は再チャレンジを試みました。
結果は同じく惨敗・・・。
このあたりで「どうせ駄目なんだ。」と尻尾を巻いて退散してしまう人も多いでしょう。
でも、彼は違いました。
その後もアタックは続きます。
1ヶ月、2ヶ月、半年・・・。
一年、 二年・・・そして七年。
ここまで来ると、ふつうだったらストーカー扱いされても仕方のないくらいではないでしょうか。

しかし、それがなかったのです。

きっと、彼女も彼の人柄はよくわかっていて、どれだけ自分を好いてくれているかも当然わかっていたはずです。そして、彼は素直に、過不足なく思いを伝え続けていたのでしょう。
やがて、彼女は彼のプロポーズの言葉にうなづきます。
ここまで七年です。 花が咲かないかもしれない種を気長に気長に、くさることもなく、育て続けた彼の勝利でした。
その彼は、結婚後、今では一児の父となって、子育てに奮闘中です。
遅れてきた春に、彼は見事に大輪の花を咲かせました。

さて、みなさんの持っている種はいつ、どんな花を咲かせるのでしょう。

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