コラム

「歳の差婚」は幸せか?年齢差のある結婚メリット・デメリット

記事の監修

エクセレンス青山 成婚カウンセラー

星野 今日子(Kyoko Hoshino)

結婚相談所カウンセラー歴13年。400組以上のカップル誕生をサポート。
大手結婚相談所の新規開拓事業に携わり、人材の育成などに従事。その後、会員様により寄り添った対応ができるエクセレンス青山で活動中。会員様それぞれのお悩みにあった内容で妥協のない夢のある婚活をサポートしています。

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結婚相談所に相談にくる方の多くは、相手の条件の一つとして年齢を挙げます。
そのくらい、結婚相手の年齢や歳の差を気にする人は多いと言えます。

では、実際に結婚相手とはどのくらいまでの歳の差が許容範囲となるのでしょうか。

このコラムでは、

・歳の差婚の実態は?
・歳の差婚をするメリット
・歳の差婚をするデメリット
・歳の差婚が幸せだと感じるタイプ
・歳の差婚をする上で考えておいた方が良いこと
・「歳の差婚」は幸せか?年齢差のある結婚メリット・デメリットまとめ

について解説します。

これを読むことで、歳の差婚の実態やメリット・デメリット、そして歳の差婚をする上で考えておいた方が良いことなど参考になることがたくさんあるので、ぜひ最後までお読みください。

 

歳の差婚の実態は?

ひとくちに「歳の差婚」と言っても、その年齢差の定義は人によって異なるでしょう。
また、実際に年の差婚をしている人たちがどのくらいいるのか、まずはその実態についてご紹介します。

「歳の差」の定義

一般的に「歳の差婚」と言われるのは、どのくらいの年齢差のことをイメージするでしょうか。

おそらく多くの人が2~3歳程度の歳の差については同年代と認識し、5歳以上の年齢差から歳の差があると感じるのではないでしょうか。

ちなみに、結婚相談所の会員が希望するよくある年齢差の条件は、男女によりかなり異なります。

少し乱暴に言えば、男性は自分よりも年下であれば、年齢差をそれほど気にせず、基本的に若ければ若いほどいいと考える傾向にあります。
そのため、20代、30代の男性はもちろん、40代以上の男性でも20代の女性を結婚相手としてターゲットにいれていることが多いです。
男性は10歳以上の歳の差(女性が年下)も気にしないし、むしろ歓迎していると言えるでしょう。

一方女性は、自分と同年代の男性を希望することが多く、多くは自分の年齢に対して同年代~5歳上くらいまでの年齢を求める傾向にあります。

初婚夫婦の年齢差の実態

では、実際に結婚をした夫婦の年齢差はどのような傾向にあるのでしょうか。

2020年に厚生労働省が人口動態統計調査をした際に発表した、初婚夫婦の年齢差の結果は以下の通りです。

妻が4歳上 6.4%★
妻が3歳上 3.1%
妻が2歳上 4.9%
妻が1歳上 10.2%
夫妻が同年代 21.6%
夫が1歳上 13.8%
夫が2歳上 9.2%
夫が3歳上 7.1%
夫が4歳上 5.5%
夫が5歳上 4.3%★
夫が6歳上 3.3%★
夫が7歳以上 10.6%★

妻が年上の割合は全体の24.5%なのに対し、夫が年上の割合は全体の53.8%なので、全体割合としては、男性が年上の夫婦が最も多いという結果になっています。
中でも一番多いのは、夫が1歳上で13.8%、次いで夫が7歳以上が10.6%です。

一方、女性が年上の夫婦で最も多いのは妻が1歳上の10.2%となっており、ほぼ同年代と言える歳の差の夫婦です。

全体的には5歳以上歳の差のある夫婦は少数派と言えるものの、それでも5歳以上の歳の差婚をしている夫婦は、夫と妻どちらが年上かに関わらず2割近くいるという結果になっています。

昔よりも年齢差はなくなっている

ちなみに、同じく厚生労働省が調査した令和元年の人口動態統計によると、データとして掲出されている1899年~2019年までの間の全婚姻の年齢差で最も差があったのが1942年の5.2歳です。

一方、最新の2019年は、年齢差が2.2歳と最も年齢差がないという結果になっています。

なお、これを初婚のみに限定すると、最も年齢差があったのは1942年および1943年の4.5歳、最も年齢差がないのが2010年~2019年でいずれも1.7歳となっています。

2010年以降、年齢差は最もなくなっている結果となっており、現代よりも昔の方が歳の差のある結婚をしている夫婦が多かったようです。
昔は学校や職場での出会いによる結婚ではなく、親や親戚からの紹介でお見合いなどによる結婚も多かったため、歳の差のある結婚が現在よりも多かったのかもしれません。

 

歳の差婚をするメリット

では、歳の差婚をするメリットはどのような点にあるのでしょうか。

同年代の結婚に良い面があるように、歳の差のある結婚生活も年齢が離れていることによるメリットがあります。

新しい思考の共有

年代が違うことで触れてきたカルチャーに違いがあるため、思考や価値観が異なる場合があります。

自分とは違う考え方や物の見方がかえって新しく感じられると共に、新たな思考の扉を開いてくれる楽しさがあるため新鮮に感じられるというメリットがあります。

一つの考え方や物の見方に固執することなく、お互いが培ってきた考え方を共有しあうことによる楽しさを感じられるでしょう。

喧嘩になりにくい

歳の差があると、喧嘩になりにくいというメリットがあります。

年齢が上の相手のほうが精神的にも大人な場合が多いため、少々のことで怒ることがなく、相手を理解しようとしてくれるためです。

同年代だと喧嘩になった際、お互いに譲れずに喧嘩が長引いてしまうという経験がある人もいるでしょう。
歳の差があると、一方が状況が悪くなる前に引くタイミングを心得ているため、大事にならずに済むのです。

お互いの不足している面を補い合える

人間は誰しも何かしら足りなかったり、苦手だったりする面があるものです。

歳の差があると、年上の相手の視野が広いため、自然と相手の足りない面や苦手な面を補ってあげようとすることが多いでしょう。
そしてその様子を見て、年下の相手も同じように相手の苦手なことを補ってあげようと学習します。

歳の差がある夫婦は相手のことを余裕をもって見ることができる面が多いため、自然とお互いのことをサポートしあえる関係を作りやすいと言えるかもしれません。

 

歳の差婚をするデメリット

歳の差のある結婚は、メリットばかりではありません。

同年代で結婚をする人が多い理由は、歳の差婚によるデメリット面があわないと感じる点があるからでしょう。

年齢差による時間軸・価値観の違い

年齢差があればあるほど、ジェネレーションギャップを感じるものです。
会話をしていても若いころに過ごしていた時間軸が異なると、会話がかみ合わなかったり、理解できなかったりすることもあるでしょう。

また、学生時代の過ごし方や仕事の仕方などの価値観も時代と共に変わってきています。
そのため、生きてきた環境の違いから価値観の共有が難しかったり、時には相手が上司や親のように感じられてしまったりして鬱陶しくなることもあるかもしれません。

歳の差がある結婚は家族に反対される場合も

歳の差があることを、家族や親戚に歓迎されない場合もあるかもしれません。

これは年齢差があればあるほど、反対を受ける可能性が高くなります。

特に、年齢によっては子供を授かることができるかどうかという問題も出てきます。
そのため、場合によっては周りを説得する時間をもたなければいけないという試練が待っているかもしれません。

 

歳の差婚が幸せだと感じるタイプ

歳の差のある結婚は、どのような人に向いているのでしょうか。

以下のようなタイプに当てはまる人は、年齢を気にせず、幸せな結婚生活を送れる可能性があるためご紹介します。

年齢に対する偏見がない

大前提として、やはり年齢に対しての偏見がない人が歳の差婚に向いています。

相手を見る際、年齢ではなく内面にフォーカスしているため、相手がいくつであろうと関係ないと考えられるためです。

柔軟な思考を持っている

自分の考え方に固執しすぎず、柔軟な思考を持っている人にも歳の差婚は向いています。

相手の考え方や価値観を受け入れ、時にはおもしろいと感じられるためです。

このようなタイプはむしろ同じような思考を持っている相手よりも、自分がもっていない思考を持っている相手の方が新鮮で魅力的に感じらえるため歳の差婚を楽しむことができるでしょう。

自立していて周りと比較しない

自分自身をしっかりともっていて、周りと比較しないタイプも歳の差婚に向いています。

20代のときの10歳の年齢差と、30代、40代になってからの年齢差の感じ方は変わってきます。
若いころは気にならなかったのに、年齢を重ねるごとに否応なしにも老いを感じるようになるからです。

周りの同年代の夫婦は自分と同じ年代なのに、自分の相手が年上だと人によってはかなり年老いて見え始める場合もあります。
大切なのは見た目ではないとわかっていても、ついつい周りと比較してしまうことがあるでしょう。

きちんと自立し自分にとって何が大切かわかっている人であれば、むやみに周りと自分を比較せず自分自身の幸せが何かをわかっているため、歳の差婚をしても楽しく過ごすことができるでしょう。

 

歳の差婚をする上で考えておいた方が良いこと

相手との歳の差によっては子供が作りにくく、残念ながら授かることができない場合もあるかもしれません。
年齢が離れていれば離れているほど、起こりうる問題です。

もしも子供が欲しいと考えているのであれば、早い段階でお互いの考えを共有しあっておくことをおすすめします。

 

「歳の差婚」は幸せか?年齢差のある結婚メリット・デメリットまとめ

あえて歳の離れた相手を好んで結婚相手選びをする人もいれば、たまたま出会った相手が歳の離れた人だったという場合もあるでしょう。
同年代であれ、歳の差がある相手であれ、どちらにもメリット、デメリットはあるものです。

大切なのは、出会った相手と真摯に向き合い、お互いを認め合うことでしょう。

結婚相談所でも、最初は年齢を気にして相手探しをする人は多いですが、やがて年齢の条件を緩めていく人も大勢います。
年齢も大切だけれど、それよりも大切なものがあるとそれぞれに気づきがあるからでしょう。

結婚相談所では、幅広い年代の男女が登録をし、真剣に結婚相手探しをしています。
歳の差のある相手探しもしやすく、マッチングすれば結婚までの道筋が他の婚活方法よりも早いと言えます。

また、エクセレンス青山では、会員様一人一人に担当カウンセラーがついてきめ細やかなサポートを行っているため、安心して活動いただけます。
壁にぶつかった時、分からないことがある時なども、すぐに相談をして解決していくことができるため、婚活の難しさを軽減させることができます。

また、エクセレンス青山がどんな結婚相談所か事前に知っていただくために、正式入会前に試していただけるトライアルコースがあります。
トライアルコースは安価で利用できるうえに、正式入会後と同じシステムやサービスを利用できるので、自分にあった相談所かどうかを事前に確認できるので安心です。気になる方はぜひ一度ご相談ください。

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